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ロードヒーティングの種類

温水式ロードヒーティング

路面下に樹脂管や金属管を埋設して、ボイラーから温水(不凍液)を循環させ、加温する方式です。
埋設タイプとパネル(マット)タイプがあります。

電気式ロードヒーティング

金属の抵抗線や合成樹脂とカーボン混合物による、カーボン線状発熱体や面上発熱体を路面下に埋設し、電気で発熱させる方式です。
温水式同様、埋設タイプとパネルタイプがあります。

電熱線方式は、あまり大きなスペースには向いておらず(20m² 程度)、灯油式に比べランニングコストがかかりますが、ボイラーの場所をとらず、環境にもやさしい方式です。

ロードヒーティングの特徴

  電気式 温水式
方   式 電熱線ユニット式 温水循環式
熱   源 北電融雪用電力200V 灯油ボイラー
維持管理コスト 基本的に保守管理は不要 不凍液交換・ボイラー点検整備など 定期メンテナンスが必要
埋設部補修性 断線箇所の発見が容易・部分補修可能 破損箇所の発見が困難・部分補修可能
耐 久 性 電熱ヒーターは20年以上性能を維持します。道路融雪など実績が多く信頼性が高い 温水樹脂パイプは半永久 交換不要不凍液7~8年 ボイラー8~10年で劣化交換
施 工 性 規格サイズのユニットを敷くだけで短時間での施工が可能 現場規模に応じて配管をメッシュに固定広範囲の施工は時間がかかる。機器類の設置スペースが必要
制御方法 気温・降雪・地温センサーによる3要素 気温・降雪・戻り水温センサーによる3要素
能力特性 融雪電力を使用する為、夕方の間欠運転時間帯は融けにくい。ヒーター出力が一定な為、大雪の場合は融雪に時間がかかる 循環水温度(出力)の調整ができ大雪の時でも対応可能
費   用 初期費用が温水式より高いが、維持管理コストが安く済む。
目安として、施工面積20㎡程度までは電気式の方がトータルでお得。
初期費用が電気式より安く済むが、定期メンテナンス時にコストがかかる。
目安として、施工面積20㎡程度以上は温水式の方がトータルでお得。

ロードヒーティングの施工例

ロードヒーティングの施工例

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